「わたし若いので…。」尋ねる
「わたし若いので…。」尋ねる
「数日前に熱中症になりかけました」と報告を受けました。8月は1ヶ月お休みという生徒さんも何人かいらっしゃいます。
レッスン中に「水分補給はしっかりして下さいね。冷房の温度はどうですか?ご意見下さいね。『私は若いので…(わからないので)』と話すと、いつもながら大きな笑いが起きました。
私は60代70代になったことがないので感覚はわかりませんから常々細かく色々とお尋ねするようにしています。
『私若いので…』はよく使うフレーズなのですが、レッスンを組み立てる上でもとても必要大切なことなのです。例えばなんですけど、
高齢の方は体操をはじめるとよく「痛い」とおっしゃるんですね。
当初は分からず用心しながら恐る恐るこんな感じかなぁ、これくらい大丈夫かなぁと進めていたのですが
よくよく生活状況を聞いてみると、ほとんどの方は普段体を動かしている部位は同じところ、片寄っていたり、全く使ってなかったり適度な運動ができていない、今まで長い間使ってないので痛かったりするのだということがわかりました。(近代では若い方をふくめ大半の方が運動不足のような気がしますが。)
勿論無理は禁物ですが、怖がらず少しずつ積極的に動かしていくと皆さん痛さがなくなって元気になっていく、腰痛や膝痛なども良くなる人が続出しまして、
当初とは驚くほどハードな体操もこなせるようになった方が沢山いらっしゃいます。
『私若いので身体のこと教えて下さい』と素直にお尋ねすることで細かな情報を得、より効果がでるカリキュラムをつくることができます。
30代から80代まで生徒さんがいらっしゃいますが、年下の者からみて年上の先輩からの情報は「若々しく老いるヒント」という意味でとても貴重、勉強になります。
私自身も日々勉強させて頂いています。